ごあいさつ

私は建築設計事務所を営んでいます。
設計士の経験から、建物防水について語ります。

防水の選択を間違えると、あとあと思ってもいな
かった出費になることもあります。

建物の防水を何にしたらよいか迷った時の参考に
してください。

屋根防水は建物を守ります。
posted by 防水屋 at 10:41 | 日記

今後のトレンド防水

鉄筋コンクリート造の陸屋根防水の現状
(RCスラブ+断熱材+防水シート)

1.防水層は、表面温度が80℃ぐらいになっている。
2.断熱材のスチレンボードは、60℃で断熱効果が1/3になってしまう。
3.断熱材が蓄熱層化して、RCスラブを暖める。その結果、夏の夜
  外気温が下がっても室内温度は一向に下がらない。
4.防水シートの内側は、結露し、カビが生え、さらにはコンクリート躯体
  が劣化する。
5.塩ビシート防水材、アスファルト防水材はリサイクルがきかず、
  産業廃棄物になる。世界を見渡すと、リサイクルができるFRPシート系と
  オレフィンシート系が主流になってきている。
6.自動車の世界では塩ビシートの使用は消滅、三菱化学や積水化学では
  塩ビシートの生産を中止している。
  防水材だけ塩ビシートが主流で使われているのが現状。
   
        

   RCスラブと防水層の間に、通気層を設ければ全て解決!    
    防水層はリサイクルできる製品を使用する。   


タグ:通気層
posted by 防水屋 at 13:40 | 通気層付防水

遮熱防水

優れた性能を持つ、遮熱防水を紹介します。

改修物件は、某市立図書館の屋上防水の改修。
既存仕様は、アスファルト防水+押さえコンクリ+砂利敷。
かなりの重量です。

改修で、砂利を撤去します。かなり軽くなり、耐震上もGood!
押さえコンクリートをきれいに洗ったところで、
遮熱防水を施工します。

重量が軽くなり、さらに遮熱防水効果で直下階の室温が下がりました。
排煙口の鉄板も同じ防水で塗りました。


遮熱防水前の屋上状況
 (既存アスファルト防水+砂利押さえ)





工事中
 (既存砂利及びアスファルト防水を撤去)






工事中
 (既存砂利及びアスファルト防水を撤去)








posted by 防水屋 at 17:26 | 日記
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